粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤(ふんりゅう)を日帰り手術で治す

初期症状では、表面上に現れないことが多いため、自覚することは少ないですが、だんだん老廃物が溜まっていき、大きくなっていきます。
また、粉瘤と見分けがつかない別の皮膚疾患の場合もあるので、まずは診察を受けるようにしてください。

  • 施術時間 30分~
  • 目安回数 1回~ /症状による
  • 料金 保険診療
粉瘤がよくできる場所

粉瘤(ふんりゅう)とは

粉瘤(ふんりゅう)とは、皮脂や古い角質などの老廃物が、何らかの原因によって皮膚の下にできた袋状の組織にたまる良性の腫瘍です。
はっきりとした原因は分かっていませんが、思春期以降にできやすく、体質や遺伝が関係することもあります。
見た目は、皮膚の下にできる丸いしこりで、中心に黒い点(開口部)が見えることもあります。大きさは数ミリから数センチまで様々です。
粉瘤の内部には皮脂や角質などが蓄積するため、独特の悪臭を伴うことがあります。また、袋の中に雑菌が入り込むと炎症を起こし、赤く腫れたり、痛みが生じたり、こぶのように大きくなったりすることもあります。
一方で、腫瘍が小さいうちは気付かず、そのまま生活している方も少なくありません。
粉瘤は基本的に自然に治ることはないため、気になる場合は早めに診察を受けることをおすすめします。
また、見た目だけでは粉瘤と区別がつきにくい、他の皮膚疾患である場合もありますので、まずは医師による診察を受けることが大切です。

  • 粉瘤の構造

粉瘤の治療について

粉瘤の根本的な治療は、手術によって皮膚の下にできた袋状の組織を手術で取り除くことです。
ただし、粉瘤に雑菌が入り込み、炎症を起こしている場合には、炎症が治まるまで手術を行うことができません。
炎症がある場合は、まず抗生物質などによる投薬治療を行い、炎症や痛みを抑えます。場合によっては、皮膚を一部切開して膿を出す必要もあります。数日ほどで徐々に痛みや腫れが治まってきますが、これは粉瘤そのものがなくなったわけではありません。
症状が改善すると、治療を中断してしまう方もいますが、粉瘤は自然に消失することはなく、再び炎症を起こしたり、繰り返し腫れたりすることがあります。そのため、炎症が治まった後に、必要に応じて手術で粉瘤の袋ごと取り除くことが、再発を防ぐためにも重要です。
粉瘤かなと思われるしこりや腫れがある場合は、症状が小さいうちに一度ご相談ください。

手術の流れ(保険適用)

診察の結果、その日のうちに手術可能であれば同日手術となりますが、炎症等により難しい場合は、まず炎症を抑える治療を行い、様子を見た上で後日の手術となります。
局所麻酔を行い、袋ごと取り除く手術が基本です。

  • 粉瘤手術の一例

注意事項・リスク・副作用等

RISK

◆痛み・腫れ・内出血
手術後に、傷の周囲に痛みや腫れ、内出血などが生じることがあります。
◆出血・感染
手術部位から出血したり、傷に細菌が感染して、赤み・腫れ・痛みなどが生じる場合があります。
◆傷あと(瘢痕)
切開した部位には傷あとが残ります。傷の大きさや部位、体質などによって、目立ち方には個人差があります。
◆傷の治りが遅れる・傷が開く
手術部位や粉瘤の大きさ、炎症の程度などによって、傷の治癒に時間がかかったり、傷が開いたりすることがあります。
◆再発
粉瘤の袋(被膜)が残っている場合などには、同じ部位に再び粉瘤ができる可能性があります。特に炎症を起こしている粉瘤では、周囲組織との癒着などにより、完全に摘出することが難しくなる場合があります。
◆炎症・化膿している場合
赤み・腫れ・痛みが強い場合は、通常の摘出手術ではなく、まず切開して膿を出す処置などを行い、炎症が落ち着いてから改めて摘出手術を行う場合があります。
◆診断について
皮膚のしこりには粉瘤以外の病気が含まれることがあります。診察の結果、必要に応じて摘出した組織を病理検査に提出する場合があります。

RESERVATION